その日以来、私はプリンチベから少し距離を置くことにしました。
ところがある日の事・・・。私がルシアナ姉・イリア姉に頼まれて
牧場の留守番をしていた日の夜の事でした。その日は私が
ルシアナ姉の秘密を知った日を上回る大嵐で、馬が心配になった
私は馬小屋の様子を見に行ったのです。一頭一頭の無事を確認して
最後にプリンチベの馬房を訪れた時・・・
私はいきなりプリンチベに胸を鼻先で小突かれ、壁に追いやられました。
「何するのよ、もう。危ないじゃない。」