戦国時代・・・。不知○流の頭と無限○幻流天○門、覇○門の
人の頭がそれぞれとある領主に呼ばれた。その領主は3人の頭に、
さる国にいる駿馬を連れて来いと命じた。その駿馬は見目麗しい
女人を好み、その女人が全てを許せば、その者に従うといい、
それ故にいままで数多の男の忍(しのび)がかの駿馬を奪わんと
してきたが悉く蹴られたり噛み付かれたりしてほうほうの体で戻っ
てきているという。連れてきた物に高額の報酬をやると命じた領主
の命を受け、3人の頭は早速さる国へと向かった。
覇○流:「本当にやるんですか、不知○の御姉様。」
不知○流「仕方ないじゃない、命令なんだから。」
覇○流:「そんな事言って、前の頭が構ってくれない
     ものだから、馬な・・・」
ゴキッ!!
不知○流:「五月蝿いわね!!黙りなさいッ!!」
天○流:「まあまあ、○○ね。さるの国のくノ一の話
     ではある国の遠野という所ではおなごと馬の
     悲恋の話があるというわ。それに一回すると
     結構いいらしいわよ。」
覇○流:「あいたた・・・あっ、こっち向いたっ!!」
不知○流:「さあ、イク・・・じゃなかった、行くわよ。
      二人とも。準備はいいわね?」
天○流:「ええ・・・御姉様・・見て・・・。あれ・・・
     すごい・・・。たくましくって・・・御姉様
     やっぱり前の頭が構ってくれないから・・・」
バキッ!!
不知○流:「五月蝿いってば!!そ、そんなやましいこと
      なんかじゃなくってよ。純粋に仕事
      で・・・。やっぱ、いいかも・・・行くわ
      よっていうか・・・あぁん!!」
天○流:「まって、御姉様ぁ!!抜け駆けはずるいわ
     よ!!」
覇○流:「嘘・・・。凄い・・・。お兄様のよりも・・・
     もう駄目・・・。どうにかなっちゃいそ
     う・・・。」
日頃厳しい修行を行い、禁欲的な生活を送っている3人
である。欲求は相当抑圧されていた。その欲求が駿馬の
逞しい(自主規制)を前に、一気に爆発し、禁忌の交わ
りへと誘った。その夜、山奥に三人のくノ一の嬌声と
さかんな馬の嘶きが響いたという。古文書に曰く、三人の頭
は、駿馬をモノとすべく、あらゆるくノ一の性技(わざ)を
用いて是を落とし、夜陰に乗じて連れ出していったと伝えられ
る。さらに古文書は、三人のくノ一が連れ帰った馬が彼女らに
駿馬奪回を命じた領主の見目麗しく、鳩胸豊かな姫に懸想し、
是を襲って禁忌なる「馬たわけ」を成さしめたと伝えるが、
是はまた別の物語である。