・人類に仇なすモノ:いわゆる魔族とか、それに付き従う眷属。首魁は暗黒神という大物魔族らしいが、詳細は不明。
幾つかの上級魔族の緩やかな派閥統合体の上に、暗黒神が君臨しているらしい。
現在は首魁暗黒神と後述の妖妃モルガンの二大勢力がお互いを滅ぼそうとして内戦状態にある。
評議会を目の敵にして攻め滅ぼそうとしていたが、神威秀真が評議会議長に就任後は
おおっぴらには攻めてこなくなった。しかし、ある派閥を率いる上級魔族がセントチャイルド一族の持つ、
「十剣」の聖力を退化させるべく、ルシアナ始め「十姫」を「堕天」させようと画策。プリンチベやグスタフに
近づけるきっかけをつくった。案の定、狙いは当たってルシアナ以下「十姫」は退魔士にとっては禁忌である
獣姦に身をゆだねてしまい、「十剣」の弱体化に成功するものの、「終末の者」による「新十聖剣」の勧請により、
徒労に終わることに。
・暗黒神:事実上の魔界の首領。かつて神々に追われた天上界の神であるとも、天地創造の際に現れた闇から現出した最初の悪魔
とも言われているが詳細は不明。強大な魔力とカリスマ性をもって上級魔族をまとめ上げ、魔界を統治している。
全界制覇を目論んでおり、幾度となく評議会と戦いを繰り広げてきた。しかし、現在はかつて反乱を起こしたナンバ-2の
妖妃モルガンが復活、その息子冥皇カーネルが更に誕生したことにより、評議会と戦うどころではなくなって来ている。
妖妃モルガンが反乱を起こしても、そのカリスマ性が陰る事はなく、忠誠を誓う魔族が多い。
・知恵爺:現在の魔界におけるナンバー3にして暗黒神の参謀にして知恵袋。非常に狡猾な作戦を練っては暗黒神に奏上する。
ルシアナの美貌に眼を奪われ、横恋慕した時期もあったが神威秀真との直接対決に破れて以降は、枯れたジジイに
なってしまった。
・五つの顔を持つガーゴム:暗黒神の手下の一人で、魔界においてナンバー5の地位にある、魔界の大元帥。ある事情で神威秀真
が「縊り殺しても飽き足らない、吾にとっては暗黒神以上に不倶戴天にして彼奴が二つ名が如き『言語道断』
な悪魔」と呼んで激しく憎む存在。上古の昔より、生きとし生けるもの全てを憎む存在として、あらゆる存在に
災禍を齎してきた。ずる賢さにおいては三千世界において比類なし。
暗黒神と魔界の首領の座をめぐって争った時期もあったが、究極の魔たる暗黒神に勝てるはずもなく、
散々あらそった挙句無様な負け方をして、現在の地位に甘んじることとなった。
神威秀真誕生の際、自らの身の危険を感じ彼を抹殺にかかったが、逆にアインの力を発動され、
これまた無様な負け方をするどころかあわや存在そのものが消されてしまう程の目に遭わされた。
暗黒神の命とは別に、「ファンタージェン」なる世界を破壊する野望に腐心しているが、度々邪魔されて
うまくいっていない。この野望が元で、神威秀真に激しく憎まれるようになったと言われる。
・大公(グランドデューク):上級魔族を統括する長たる存在。魔界のナンバー4。人類滅亡を企んでおり、現実世界においては政治的
経済的に影響を及ぼし混乱をもたらす一方、下っ端魔族と人間の魂を人工的に合成した魔導兵器をこさえて
は世に放ち騒動を巻き起こす。神威秀真、ルシアナを非常に危険視しており、何度となく刺客を放った。
自ら打って出ることは少ない。要は手前の手は下さず下っ端に汚れ仕事をさせる嫌なやつ。神威秀真の魔界
侵攻の際には下記の青髭公同様真っ先に襲われて瀕死の目にあわされた。
・ある派閥を率いる上級魔族:評議会にかつて斃され、魔族に転生した「青髭公」の事。残虐極まりない人物で多数の少年少女を殺した挙句
黒魔術に傾倒していた。その様は後に物語として伝承されるほど。彼の物語を聞いて凄まじい嫌悪感を抱いた神威秀真
に「存在すること自体が許されない」程嫌われて、彼が魔界に殴り込みをかけた際には、真っ先に攻撃対象にされた。
ルシアナのご先祖筋に当たる騎士にたおされた際に、暗黒神に見込まれ魔族(魔神)に転生を果たす。
その後、セントチャイルドの血筋を絶やそうと暗躍、ルシアナ以下「十姫」を貶めるために、プリンチベやグスタフ
に近づけるきっかけをつくった。後に、元老院の一人、「ノーライフキング」に「気に食わん」という理由で倒される。
・トリス・ネロ;嘗てローマ皇帝として君臨していた伝説の暴君。キリスト教徒を大虐殺したそのDQNっぷりに暗黒神に眼をつけられ
魔族として転生。魔神・魔帝・魔皇・魔王・魔人と上級魔族の階級があるなかで、魔帝の地位にありながら、その実力から
魔神クラスの扱いを受けていた。しかし、幼少のルシアナと神威秀真を殺そうとするも、逆にボコボコにされ、その際神威秀真の
背後に現出した「アイン・ソフ・アイル」と「アイン・ソフ」の姿を見て以来、それに恐怖し逃げ出してしまう。これがもとで暗黒神の
不興を買い、魔帝の地位を奪され、魔人扱いとなる。再び魔帝として返り咲くため、彼は2度に渡って亡国の外交官の子として転生を
遂げた己が分身の魂を自らの体に取り込み、「666の獣(トリス・ネロ)」としてパワーアップする。そして、再び神威秀真に挑むも、
「アイン」の力を振えるようになった彼に惨敗してしまう。
幼少期に二人の拳闘士の御友達がいたらしい。帝位について初めのころは立派な補佐役がいたため、そこそこ芸術に理解
のある名君として政治にいそしんでいたが、拳闘士の御友達の一人に親友になってくれと懇願するものの、身分の差を
理由ににべもなく断られ、以後人を信用しなくなるというトラウマを負ってしまう。おまけに母ちゃん(小アグリッピナ)が
権謀策術に長けたオバハンであり、日頃から何かとネロに干渉したことから親子の確執に苦しみ、もう一人の拳闘士の
御友達にして側近の部下に嫁さんが懸想したりと散々な目に遭い、かつ様々な不幸が重なったためとうとうグレてしまい、
ローマ帝国史にカリギュラと並ぶ汚名を残す暴君となってしまった。「青髭公」とはライバル関係にある。悪逆の帝王として
非業の最期を遂げた自らの人間としての死後、暴君と言われた男とは言え、芸術に理解を示し、市民受けが良かった帝王としての
彼を知るローマ市民が墓前に生前彼が大好きだったバラの花を手向けるのを絶やさなかったため、 人間界を攻める際には必ず
ローマだけはさけているとか。
・魔帝カリギュラ:前述のネロ同様、歴代皇帝の中でネロと並び称される、或いはそれ以上のローマ正史から抹殺されかかる程の悪逆非道の
大暴君。政難の中次々と建物をこさえる、手前を神格化する、身内(なんと妹までも毒牙にかけた)他人構わず女に手を出し
まくる・・・等など枚挙に暇がない。暗殺後、暗黒神によって魔界に転生。魔界でも数々の策謀を張り巡らせ、遂には魔帝筆頭
にまでのし上がる。魔界においても配下に手前の神殿をこさえさせる、女悪魔に手を出しまくると遣る事は変わらない。ネロと
は肉親の間柄(伯父・甥っ子)にあるのだが、ネロからは母小アグリッピナを酷い目にあわせ、かつその人生すら狂わされた
存在として蛇蝎の如く嫌われている。ネロがトリス・ネロにパワーアップした理由の一つに、カリギュラの抹殺がある。ルシアナ
やアプリコットを魔界に拉致し、側女にしようと企んだ時期もあったが、紅蓮化した神威秀真にフルボッコにされ、現在は諦め
ている。
・果糖安海苔:自称、帝都お江戸の魔人。陰陽道に通じ、明治の昔は天皇家お抱えの陰陽師ですら太刀打ちできなかった、らしい。
将門塚の前にたって何度か将門公の霊を起こし悪い事(大震災)をさせようと企んでいるが、大概将門公からシカトされる
ことが多く、たまにウザがられて神罰(雷)を食らう。明治の頃から悪さを何度も企むが、大概対立する連中に 見つかっては
フルボッコにされて未遂に終わる(あるいは邪な恋心を利用されたりもする悲惨な奴)。それでもゴキブリ並の生命力と
比較的高い戦闘能力をトリス・ネロに目をつけられ、配下に加えられる。過去に妨げになるルシアナ達を殺そうとするも、逆に
返り討ちにあっている。近年、どっかの山に籠り妖怪を集結して悪いことをたくらんだが、子供一人に惨敗するという悲惨な目に
あっている。
・雑魚魔人ゑへへ:下級魔族でありながら、裕福な一門に生まれたことから上官に賄賂を送ったり、パシリをしたりして上級魔族の仲間入りを
果たした、「下級魔族の希望の星」。しかし、その実未だに他の上級魔族のパシリだったりするどこまで行っても哀れな奴。
魔界最弱の遺伝子をもつが、有る上級魔女神と交わると暗黒神すら凌駕する強大な魔族を生みだせるらしい。
(じつは魔界最強の遺伝子を持つのだが、劣性遺伝子として代々に受け継がれ、発現することがなかった。)
・鉦駄熙(かねだひろし):東京を担当する雑魚魔族。魔界に於ける階級はゑへへ以下。もともとは人間で、力を渇望して悪魔に身を落とした。
そこそこずる賢く、並みの人間以上に戦闘力はあるので東京の悪いお兄さん達をまとめあげて闇のマーケットをこさ
える。麻薬を青少年に売りつけて薬漬けにする、売春組織をつくって若い娘をたぶらかして狒狒親父の欲望を満たすと
考えられんほどの高利で借金を借りれなくなった人たちに金を貸し付けて容赦なくむしり取る、内臓移植の闇取引をする
金持ちや政治家から依頼を受けて邪魔者を殺す請負業を運営するなどよっぽど悪いやくざですら裸足で逃げ出す
ような、「任侠(おとこ)立ち」で知られる花●組組長が聞いたら組員全員を率いて殴りこみに行くような数々の悪行
を行ってきたが、東京に遊びでやってきたルシアナ、仕事でやってきた神威秀真に、それぞれ言葉巧みにルシアナ
に売春組織に入るようそそのかし、神威秀真には麻薬を売りつけようとしたのが運のつき。たちどころに魔族とバレる。
怒り心頭になって追っかけてきたルシアナから逃げる際に、神威秀真にも運悪く見つかってしまい、両人にボコボコ
にされたあげく、神威秀真の持つ魔聖剣ジェノサイドに魔力を啜われ、人間に戻されてしまう。その後は警察に引き出さ
れ数々の悪行を暴かれた揚句、死刑判決を受けて監獄へ収容された。魔族に戻ることを渇望しているが、元々が使い
捨ての駒あつかいだったので、どの魔族にも相手にされていない。
・吸「乳」鬼ミル:雑魚魔人えへへのパシリで、吸血鬼の端くれ。両親は真祖同士という高貴な生まれだが、どうも某真祖が引き起こした
真祖大量殺戮事件に巻き込まれて死んでしまったらしい。外見は幼児だが、精神的にもかなり幼い。雑魚魔人ゑへへのいらざる知識に
より、人間の女性の母乳が血液の変じたものと知り、母性に対する郷愁も重なり爆乳の女性を襲ってはおっぱいをすうという珍奇な事件を
起こす。ルシアナやアプリコットも襲ったが、ルシアナに諭される。魔界に帰ろうとするが、哀れに思ったワラキア公によって「身寄りもない
お前が魔界に戻っても立派な真祖にはなれはしない。最近の若いもんは誇りがない。私がお前をいっぱしの真祖にしてやる。この私が、
真の真祖として吸血鬼の誇りの何たるかをお前に教育してやろう。ありがたく思え。」ということで養子として引き取られた。
現在、ワラキア公の手下と共に罵られながら温かくも見守られてスクスクと成長中。それでも時々ルシアナのおっぱいを吸っているらしく、
神威秀真の手前ワラキア公に「そんなに乳が吸いたければ私の手下のを吸え!!」と怒られているらしい(ルシアナは嫌がってないのだが)。
・妖妃モルガン:数ある上級魔族の中でも、最強の戦闘力を持つ魔界のナンバー2。魔界の予言書では魔族の救世主、冥皇カーネルの
(評議会では滅亡の皇子)を生み出す母とされる。かつては暗黒神の右腕にして愛人であったが、予言を恐れる暗黒神
と対立して下克上を起こしかけたので魔界の最深部に封印されていた。しかし、ある日偶然に迷い込んだ雑魚魔人ゑへへ
により封印解放。彼を冥神カーネルの父となる者と看破、自らの居城へ連れ去り「新魔界」を現出しそこでゑへへと子づくりをし、
カーネルを産む。 金色の長髪とグラマラスな肢体を誇る、爆乳美女。自分につき従う魔族を新魔界へ連れて行くが、暗黒神
のカリスマ性に惹かれる魔族が多く、数では暗黒神の勢力に劣っており、欠けた戦闘力を息子カーネルで補っているのが
現状である。
・冥皇カーネル:魔界を統一し、全世界を手中に収め魔族による暗黒時代を到来させると予言された次世代の魔界の首領。
魔界最強の遺伝子を持つ妖妃モルガンと魔界最弱の遺伝子を持つゑへへの組み合わせによってのみ
現出できるとされる。誕生後即成人形態となり、暗黒神に戦いを挑む。全世界制覇の妨げとなるルシアナと
神威秀真にも戦いを挑み、ルシアナを瀕死寸前に追い込むが、その様を見た秀真の逆鱗に触れてしまい「アイン」
の力を振う彼に一撃の下で完膚なきまでに叩きのめされ、現在は「新魔界」で療養中。
復活すれば暗黒神を倒せるかもしれないが全世界制覇は最早無理、と魔界では囁かれている。
・エスダード・ダンケルヘイト・フォン・メルダー
上級魔族で真祖クラスの吸血鬼。いわゆる「両刀使い」で、ルイスの美男子ぶりを気に入り、自らの手元に置くべく、
彼の妻子を殺害した上に彼を襲撃し「死徒」にする。但し、手を出したことはなく、いわゆる通常の主従関係であったが、ルイスのドラキュリーナ
に嫉妬し、配下に殺させたことから両者は決別。それ以来、対立することになる。ヴァチカンの刺客などを退けつつ、人間社会に溶け込む。
恐ろしい切れ者であったため、時代時代で金儲けの勉強をし、メルダー商会なる巨大財閥をつくりあげた。やがて、その過程の中で血液製剤
の発明に着目。食料である血液を常に確保する目的で、血液製剤をこさえる薬品会社を買収。メルダー・ケミカルとして事業の中核に据え、
自ら最高研究責任者兼CEOとなり、その立場を利用し、血液を手に入れていた。その一方でメルダー・ケミカルで化学兵器や生物兵器を
こさえ、闇のマーケットに流してテロリストに売りつけ世界の騒擾を図っていた。なお、彼はルイスの扱いを見れば分かるように人間を「モノ」
扱いしており、多くの若い男女を攫っては愛玩用として「死徒」化させており、彼の周りにはこう言った「アポストロ」と呼ばれる若い男女が
数百人程度一番多い時期で存在しており、彼の配下としてもこき使われていた。ある時期、セントチャイルド財閥がカウンシル所属とは知らず
資金援助(株を買ってもらう)のためにセントチャイルド財閥本部を尋ね、父親のロッテンマイヤーの代行としてあらわれたルシアナに会い、
彼女の爆乳(母乳は血液の変じた物であり、彼にとってはある意味血液以上の馳走であるらしい)と美貌に心を奪われ「死徒」化するため
籠落を図るが、しかし、あと一歩のところで神威秀真・ワラキア公・ルイスの(彼にとっての)最凶トリオに出っくわし、タコ殴りにされてしまう。
この際、神威秀真を手駒にすべく吸血に及ぶが(彼の腕に噛みついて)彼の魂に直結する「アイン」の魂が霊位が遥かに高かったこともあり、
消滅の危機に瀕した。(あるいは、ルシアナをモノにして「死徒」化させようとしても、神威秀真とルシアナの魂は同じ所から発しており、
それらは「アイン」に直結している為、逆に下僕にされてしまう。)タコ殴りにされたあと、命からがら逃げ帰るが、彼の配下は既に
解放された後であり、メルダー・ケミカルもワラキア公に散々破壊され、おまけに財閥の財産は神威秀真によってタレコミを受けた
ア○リカ連邦当局によって税収として没収され、挙句の果てには彼自身インターポールのお尋ね者になってしまう。一切を失った彼は、
復讐のため魔界に赴き、妖妃モルガンの配下になり数千の部下を得た。
・大魔グロチヌス:青のマギステルの住む故郷を襲った上級魔族のリーダー。この際、ウィザード・グランデが息子を助けるため現れ、そのまま
生死不明となっている。ウィザード・グランデに致命傷を負わされ、屈辱的な敗北を喫する。そのため、青のマギステルに逆恨み
しており、彼を襲撃するも神威秀真に瞬時に屠られてしまう。
・メラノ・マギクス:魔軍の手先。苛烈を極めたヴァチカンの魔女狩りにより、別世界に逃げ込んだ魔法使いの内、ヴァチカン及び人類に復讐する
目的で集まった集団。黒魔術と科学を融合させたアトランティスもどきの高度な科学力を有している。同じく、別世界に逃げ込み
その世界の主流派で、新世界で新たに生きていこうとする、レウノ・マギクスとは対立関係にあり、度々抗争を起こしている。
・アレックス・ネロ・カエサル・ソーン:ネロの転生体たる某国の外交官にして某財団の首領が生ませた悪魔の子。青のマギステルの敵対者として
対峙する宿命にある。現在17歳。青のマギステルの父が属していたマジックギルドの敵対勢力(メラノ・マギク
ス)に身を置いて、後述のエリシオンとともに青のマギステルを抹殺せんと策動する。神威秀真により、
真の某財団の後継者を復活させられたので、某財団の後継者の座を失い、彼を深く恨んでいるが、如何
せん実力に差がありすぎるので度々涙を飲んでいるのが実情。
・ディーリア・アリアドネ・ソーン:先述のアレックスの姉。現在21歳。某国の外交官を経て、某国大統領の配下となって着実に権力の座へと近づき
つつあったが某国政府内部の評議会内通者により正体がばれ、失職。現在はメラノ・マギクスの一員となり弟と
ともに行動する。
・悪魔合体ダミアンダー:アレックスとディーリアが融合して完成する自称「悪魔」。姿は父親たる元某国外交官にして某財団の首領そっくり。
父親が日本を訪れた際に、当時放映されていた某ヒーロー物の番組に感化されたらしく、(某バ●ム・ワンらしい)
死の際に自らの魂を2つに分ち、彼らに与え、復活をはかったものと思われる。ご丁寧に合体した後某ヒーロー物
の如く何処からともなくオートバイが走ってきたり、スーパーカーが走ってきたりする。そこまでお膳立てしてれば
さぞかしアンチ・ヒーローとして七面八臂の大活躍をするのだろうと期待されるところであるが・・・戦闘能力は著しく
低下しており、最下級魔族のそれ以下であり、めちゃ弱。常人でも簡単にボコボコに出来るほどのものらしい。
つまり、常人以下。お話にならないほど弱々。トリス・ネロも彼らの魂を吸収して融合しようとしたらしいが余りの
弱さに呆れはてて融合する気すら起こらなかったらしい。この姿になった場合、敵はともかく味方からも相手に
されなくなってしまう。
・魔界製人工生命(エビル・ホムンクルス)
・エリシオン・ヨハネス・シュレイザー:青のマギステルを抹殺しようと企む魔法使い集団の首領。普段はメラノ・マギクスの首魁として
暗躍。実は魔界が青のマギステルを極度に危険視した魔界が、その先祖から根を断つためにこさえたホムンクルス。三度敵対する
ものに斃されており、現在の体は「三人目」。魔界の技術者集団が、アトランティスやラ・ムーから集めた情報をベースにこさえており、
アトランティスのヒューマイド、ラ・ムーの造化参神のテクノロジーに加え、魔界のホムンクルス最新テクノロジーが融合した「究極魔導生命
体」。青のマギステルを執拗に狙い、彼を不幸におとしめたとして、神威秀真から激しく憎まれており、かつ、エリシオンが嫌う「木偶人形」、
「三人目」の「呼称」を更に酷いものにして「役立たずの木偶人形(カス(クズと呼ぶ場合も)」、「使い捨ての三人目(バカ、アホ)」の他、
「バイドに等しき始末に負えぬゴミ」と戦いの度に嘲りと憎しみを込められ、蔑称される。凄まじく陰険かつ性悪。非常に狡知にたけ、
やることなすこと実に卑劣極まりない。その卑劣っぷりは常人をして殺意を抱かせる程のもの。ことあるごとに青のマギステルの命を狙って
くるが、その度に評議会に阻止され続けている。最近は神威秀真自ら親征してくるため、高度な法術をもって散々な目にあい、半死半生に
なって撃退されることが多くなっている。神威秀真曰く「わざと生かしてじわじわとなぶり殺し、最後に完膚なきまでに叩きのめして止めを刺す。
彼奴に関しては青のマギステルの代わりに私が手を汚す。それが奴に対する餞だ。奴も人工生命であることに変わりはないが、利用されて
いるわけでもなし、かける憐憫など何処にもない。」数々の魔法に長けるが、特に「ゴルゴン魔法」が得意。
・小暮(おぐれ)云次郎(いうじろう):ある最強と謳われる格闘家の毛根細胞から作出されたホムンクルス。筋肉ゴリラで、本気になると背中に
バケモノの貌がうかびあがる・・・らしい。笑う時は「えふっえふっえふっ」と咳をしつつ、モノを叩き壊しながらバカ笑いをする。ドナーたる格闘家
に性格もそっくりで傲慢不遜。非常に粗暴である。魔力を行使する点でドナーと異なり、強化されている。「俺の種をばらまく」と称し、世界中で
手当たり次第に気に入った女性を見つけては事に及ぶ。ルシアナやアプリコットをも毒牙にかけようとするが、返り討ちにあう。