・邪仙衆・・・かつて元老院を追われた「碧眼老」なる人物が率いる邪な仙人の集まり。仙人界への復讐、人間界の支配をもくろんでいる。

 

・碧眼老派(後に妲己派)      

碧眼老:邪仙衆の親玉。かつてセントチャイルド家の当主に横恋慕し、当時の当主を房中術で籠絡し、評議会の支配を目論んだが

           姜大公によって阻止されある洞窟に封印される。そこへおバカで洞窟フェチのルシアナがやってきて封印を解いてしまったものだから

           一大事。完全復活を遂げた彼はルシアナに一目ぼれ、彼女を房中術で籠絡せんと色々画策する。おっぱい好きのエロジジイ。

 

妲己:数千年の時を経て復活を遂げた伝説の妖狐精。後に碧眼老を誘惑の術にて籠絡、邪仙衆を手中に収める。姜大公への復讐を果たすべく

        戦いを挑むも、先の大戦以上に強大な存在となった彼に加え、計算外の存在である神威秀真に苦戦することに。復活して後は、一度中国に

    わたるも彼女の悪行を知る中国当局に嗅ぎつけられ、危うく撃退される憂き目に。そこを彼女を崇拝する新興の妖怪仙人集団「九頭竜」の

    龍頭(ロンタオ)邪闇黒に救われる。その後、華僑が多い某国にわたり、九頭龍の龍頭を邪闇黒から禅譲され暗黒街の女ボスとなる。

    殷時代からのお約束として手練手管を用いて各国の政財界のお偉いさんや闇社会のお偉いさんを誑しこみ人間界を支配しようと企んで

    いる。

 

妲己シスターズ:殷時代に、妲己につき従っていた彼女の義姉妹。琵琶精と妖雉精の二人組。某大作戦後は、仙人界にて大人しくしていた模様だが

          妲己復活を知り、仙人界を脱走。彼女のもとに走る。妲己が「九頭龍」の龍頭におさまってからは、香主(下部組織のボス)として

          君臨している模様。

 

邪闇黒:殷時代に妲己の腹心だった妖怪仙人の一族、邪一族の子孫。妲己を神の如く崇拝しており、彼女の復活を待ち望んでいた。

     中国当局に追放された妖怪仙人達を集め、香港と澳門に妖怪仙人集団兼893集団「九頭龍」を立ち上げる。(香港が本部だった)。

     弱気をくじく、麻薬を売り払う、平気で他の893のシマを荒らす、汚い手を使って他の893を乗っ取るだの、卑劣卑怯を極める。

     こういった風に概して三下チン○ラ以下のクズの集まりだったことから、こと他の俠客の龍頭達からそれこそ日本語の読み名を

     取って「クズ」と蔑称されて激しく嫌われた。のち、碧眼老の求めに応じ、邪仙衆へ加わった。香港および澳門返還後は、当局の

     取締りを逃れる為組織ごと華僑が多い某国に引っ越す。(他の組織の龍頭から狙われていたこともあるが)「九頭龍」の龍頭を

     妲己に委譲してからは、第二席の副龍頭に収まり、彼女の命令を忠実にこなしている。妲己が邪仙衆を手中に収めてからは、

     碧眼老とともに彼女の補佐にまわる。卑怯でかつ狡猾な、男の風上にも置けない卑劣漢。

 

華椿姫:「九頭龍」の香主の一人。碧眼老を除けば、同組織の中での人間側のトップ。実は元、高名な道士一族の令嬢で評議会入りを望まれて

     いたのだが、「九頭龍」に一族郎党を殺されてしまった上、邪闇黒と陳珍豆に操を奪われてしまった揚句、暗黒界へ身を落としてしまう。

     「九龍頭」の意向を受け、人間界でのルシアナの抹殺に関わる。後に評議会に救われ更生する。

 

陳珍豆:「九頭龍」の下部組織、「風来坊」の香主。概ね俠客の風上にも置けない「九龍頭」の中にあって、そのクズップリが際立つ三下野郎。

     実力はそれほどないのだが、富豪のボンボンで賄賂を配りまくって邪闇黒に認められ、下部組織の一つを任される。邪闇黒に負けず

     とも劣らない卑劣漢であるが故に、彼の目にとまったらしい。華椿姫を愛人同然に扱う。ルシアナ抹殺に関わるが、彼女の美貌に

     邪な欲望を抱き、手に入れんと画策するも、神威秀真に叩きのめされる。

 

・六田権太郎:「九頭龍」の下部組織、「六天魔王」の香主。犯罪者を集め、色々と悪辣なことを企んでいる。表向きは新興の総合商社

         の実業家。彼の経営している総合商社は表向きまっとうな組織に見えるが、その裏側では犯罪まがいの行為が行われている。

         例にあげると、、医薬品開発部門においては人類の進化の実験と称し、非道な人体実験を繰り返し行い、

         兵器開発部門では最新鋭の兵器を麻薬組織などに無償で提供し、「成果」を実戦で試しているらしい。

         その一方で自らに司直の手が及ばないように政治献金を各国の政府要人にばら撒いている。

         凄まじいマゾ野郎で、他人の苦痛を快楽として愉悦に浸る、叩き殺しても飽き足らないと思わせるほどの残忍な性格の持ち主。

         最近は妲己に命令され、仙人界に復讐するために仙界の宝貝の技術を悪用した武器を開発中。

 

・菜土冴太郎:六田権太郎の息子とされているが、実は彼のクローン体。いざ六田の身に何かあった場合、彼の脳を冴太郎に移植する

         ための「替えのボディ」。そのため、表向き息子とされているものの、六田が父親として振る舞うことはない。

         クローン体といっても、実は魔人として覚醒する処置が施してあるらしい。オリジナルたる六田に似て残忍非道な性格。

         外国にて犯罪組織を率いて殺人強盗をたびたび繰り返しているらしい。彼に司直の手が伸びないのも六田が裏で手を

         回しているため。

 

・金野猛現:「九頭龍」の日本支部、「金野組」の親分。日本における闇のフィクサーの一人であり、裏社会にそれなりの影響力を持つ。

        日本の右傾化に腐心しているらしい。夢は軍事国家大日本帝国を復活させ、軍閥をこさえてひと儲けすること。

        だが、あまりに粗暴でやることなすこと汚い手を使うので裏社会の面々からも快くは思われていないらしい。

        そこを邪闇黒に気に入られ、子飼の子分の一人となる。

        

         

・幻妖斎派

幻妖斎:邪仙衆の中に於いて、碧眼老以上の実力を誇る邪悪なる仙人の筆頭格。しかし、碧眼老と義兄弟の契りを交わし、義兄として接して

いた為自らはナンバー2として一歩退いていた。組織の中にあって、飄々とした性格であるのか仙人界への復讐はそっちのけで世界各地を

見聞して回る。房中術の名人で、自らアレンジした「幻派房中術」を駆使して世界中の美女にちょっかいを出してまわる、エロ仙人。

妲己が邪仙衆を乗っ取ってからは、彼女に反発する仙人をまとめ、自らの会派を立ち上げた。「幻派房中術」で虜にした愛人を多数侍らしている、

ある意味世界中の男を敵に回しかねないとんでもない奴。ルシアナも彼に虜にされた一人らしいが…。

 

幻妖斎の愛人たち

銀杏娘々:幻妖斎の愛人である道士。彼好みの爆乳美人で露出度の高いチャイナドレスを何時もまとっている。幻派房中術の虜となり、

       彼につき従う事に。

麗麗娘々:幻妖斎が未来の世界において富士山麓でお持ち帰りした少女。「私が死んでも変わりがいるもの」と訳のわからないことを言って

       自殺しようとしていたらしい。あまりにも不憫に思ったのか、本人いわく、「幻派房中術で虜にし「生きる喜び」の一つをおしえた」。

       以後彼の愛人の一人となり、かつ彼の命令を忠実にこなす部下となる。