Materials & Tools

・アセンション・ツールズ:三次元の理・・・時間軸の支配を逃れるため(=不老不死)に用いられる道具。以下の

 エリキシル、エクソダス、エクト・アセンションズ、イヴィル・アセンションズがこれにあたる。

 

エリキシル、賢者の石:高等魔法により得られる、自然界の膨大なエネルギーを凝縮した結晶。これを服用することで

細胞活性があがり、さらに自然界のエネルギーと魂魄のエネルギーが融合し、魂魄の閾値(自然界におけ

る寿命)が上昇し、ほぼ不老不死となる。(非常にスローペースで年を取って行く)。

 

エクソダス:五光石等、超エネルギーである、マテリア=アインの力が凝縮された結晶。

       神威秀真、ルシアナなど、「アイン」の力を行使できる者だけが使用できる。

               使い方次第によっては神にも等しい力を得られる。「アイン」の力を持つ時点で

       世界の根本原理から無限に力を受けることが出来るので、エリキシルを

       遥かに凌駕する力を有する。

       五光石:評議会および元老院を統べる者の証たるルビートパースエメラルドサファイアアメジスト

       の五種類の聖なる宝石。強大な聖力を有するが、神威秀真或いはルシアナが所有して初めてその威力を

       発揮する。

 

エクト・アセンションズ:神聖魔法(いわゆるキリスト教や仏教等、聖なるものに属する祈祷術一般)により、得られる事物。

              一部のカルトかがった団体により、古代文明のオーパーツから「神へ至ル者人祖アダム」なるもの

が作られたが、カウンシルによって押収済みである。

 

イヴィル・アセンションズ:禁忌たる黒魔法により、人間の魂を集めることによって得られる物質、または事物。

エリキシルとほぼ同レベルの性質を持つ。確認されているものとしては、「ネクロノミコン」

「アルアジフ(ネクロノミコン原典)」、「禁書」など。専ら悪しき願いを叶える為、不老不死を

目指す阿呆共の事物とされる。これを生成するのに百万人〜千万人単位の魂を必要とする。

エクト・アセンションズ、エリキシル、エクソダス何れかの力を使えば崩壊させることができる。

Weapons

Luciana's Weapon

小太刀「黎明」:神威家の嫁として嫁ぐものに与えられる、破邪の小太刀。使い手の理力に比例し、その刀身を伸ばすことが可能で、

ルシアナが用いると佐々木小次郎がつかっていた「物干竿」級の大太刀に変化することがある。ヒヒイロカネで出来ており、

淡く赤色に輝く刀身を持つ。元々は、後述の「破邪神勝」とともに作られ、神威家代々の当主とその嫁に伝えられてきた。

ルシアナが主に使う武器。

 

赤帝の鎧:セントチャイルド家につたわる甲冑。オリハルコンとヒヒイロカネの合金で作られており、赤色の金属光沢(メタリックレッド)を有する。

赤帝はセントチャイルド家の当主の座の事を指す。凄まじい剛性をもち、おまけに自己修復機能まで備えている。兼ねて露出度の高い勝負服

で戦うほど余裕のあるルシアナにしてみれば、滅多なことでは着用しない鎧。いままで着用して戦ったのは、オリジンズ(古代文明の項参照)

との闘い位であった。

 

The Hotsuma Kamui's Weapons

破邪神勝(神剣「神威」):神威家に代々伝わる神剣。オリハルコン、ブルーメタルなど神界に存在する種々の超金属の合金で出来ており、刃こぼれ一つしない

驚異の剣。どのような邪剣にも感化されることがない。刀身は淡い青色の光を放つ。神威秀真が主に用いる剣。

神剣・影打「紅蓮」:神威の影打(試作品)として作られた神剣。刀身は鮮やかな紅色の光を放つ。オリハルコンとヒヒイロカネの合金。

            オリハルコン・ヒヒイロカネ共々雷を喚ぶ金属であり、雷のもつ莫大なエネルギーを変換・利用して敵を倒すことが

            可能である。「神威秀真の「紅」のオーラに触れると、刀身そのものが剣の名前のとおり、「紅蓮」の炎を纏うようになる。

 

Dialobo:その昔、とある帝国でこさえられ、邪剣だの魔剣だのと呼ばれて恐れられた”魂の刃”なる剣のデータを元に、アトランティス帝国が

実験的に作った剣。鍛造される段階で高度な魔術の儀式を何度も受け、かつ大量の魔力を注ぎ込まれたことからオリジナルよりさらに

強力な剣ができた。しかし、オリジナルのさる邪剣そのものが非常に高ピーで傲慢な性格であったため、余計なところまで似てしまい、

使い手の意識は乗っ取る、血や魂は求める、などとても実戦投入(可能ならば大量に量産して実戦投入する予定であったため)できる代物では

ないと判断され、封印されてしまう。しかし、帝国崩壊の中で遺産が散逸する中、剣も墓荒らしに盗まれてしまう。

その後、主を転々と変えながら人類の争いの中で幾たびか姿を現し、悪名を轟かす。1700年代に、オリジナルの破片を吸収。さらに凶暴化。

その数年後には破壊されたオリジナルを吸収。そこに目をつけたある魔族が闇のマーケットを介して購入した。その後、幾たびか繰り返された

魔族の抗争の中、主を転々としながら、最終的に暗黒神に献上される。魔界においては、上級魔族が主に使っていたことから、Diaboloに意識を

乗っ取られる者はいなかった。その後、神威秀真殺害のために、トリス・ネロに下賜され、これと対峙。決戦に及ぶが彼の持つ後述の

聖剣に敗れ去る。戦いの刹那、神威秀真の正体を知り、絶望的な恐怖を味わう。叩き壊されることを覚悟していたが、彼が自分の命令を

聞けば助けてやるという条件を提示される。その条件というのは「贖いの聖魔剣ー彼と彼のオリジナルの持つ「罪」を購うために、彼をここまで

追い込んだ「魔」を覆滅する破邪の剣になれというものだった。自らを叩き壊すこともなく、かつ「贖罪」させるという彼の言葉に、Diaboloは遂に

今までの罪を悔悟。条件の絶対履行と彼への絶対服従を誓う。その後は、神威秀真を主として天魔覆滅の聖魔剣として生まれ変わわることに。

 

Santanocus:先述のある邪剣を叩き壊すために作られたある霊剣そのものを元に、霊剣が壊されてしまった場合の保険として評議会側が

作り出した剣。オリジナルが人から人へと渡ったのに対し、こちらは妖精の貴婦人ことモルガン・ル・フェのいる妖精の国アヴァロンの至聖所

にエクスカリバー共々祀られ、時を待った。エクスカリバーの持つ霊験あらたかな力を長年受け続け、霊剣にふさわしいまでの剣に昇華する。

やがて、オリジナル同士の争いが終止符を打ち、彼の剣の存在意義は薄れたかのように思えたが、先述のDiaboloがオリジナルの邪剣を

吸収したことから事態は急変。Santanocusもアヴァロンから人界に持ち出され、オリジナルの霊剣と合一する術式を受け、さらに霊験灼(あらた

)な剣とさらに昇華。その当時のセントチャイルド家の当主、ミレニア・セントチャイルドの手に委ねられ、Diaboloを覆滅するために決戦に臨む。

一旦はDiaboloを破壊寸前に追い込むものの、止めを刺すに至らず、逆に取り込まれてしまいそうになってしまうが、邪剣化を恐れたミレニアが、

DiaboloからSantanocusを決死の覚悟で引き離して事なきを得た。その後、今度は評議会の至聖所に持ち込まれ、Santanocusを超える

聖剣・神剣を作るための基礎として研究されることになった。その後、後述の聖剣とともにDiaboloとの最終決戦に臨み、これを撃破。

人格を有し、性格はやや独善的。これはオリジナルの霊剣にも言えることである。(我こそは人類の光なりというあたり)

Ogre:Santanocusの影打、双子剣。Diabloの破壊のためにSantanocus同様、ミレニア・セントチャイルドに託されるが、SantanocusがDiablo

    に取り込まれそうになったときに、ミレニアがOgreを使ってこれを止めた。このとき、Diabloの影響を受け、邪剣化。

    しかし、Ogreの喪失を惜しむ評議会によって、封印・浄化され、魔聖剣として昇華する。Santanocusに対する剣として用いられる。

Mediation:霊剣Santanocusを超えるべくして作られた聖剣。かつてのオリジナル同士の争いを調停しようとした一人の勇士に敬意を表し、

彼の名前の元となった「阿弥陀」、「千手(観音)」というコードネームがつけられた。Santanocusを単に聖化するのでは駄目だと判断した

評議会は、ゼロから新しい剣を作ることにした。オリジナルと同じ土地の鉱山から鉄を採掘し、これに神界から採掘されたブルーメタルや

アルーム(神界で採掘される金)を混合して鍛造した剣に白魔法の粋を凝らした高度な法術をもって聖なる力を与え、評議会の至聖所で

徹底した清めの儀式を施し、アヴァロンの至聖所に送られ、エクスカリバー共々祀られた。やがて、神威秀真の手に渡り、Diaboloと決戦の

時を迎え、これを撃破した。

Spirytus:評議会が作り上げた、Diaboloのオリジナルである"魂の刃”を”存在そのものを複製”して、属性反転させた究極の神剣。

作成に当たっては、評議会の最大の秘儀が用いられ(魔性を聖なる者に反転させる”還浄昇華の秘法”)、さらに崑崙山の至聖域に

数千年もの間封印され続け、徹底した聖化の果てについに進化ならぬ”神化”を遂げる。邪剣そのものが凄まじく禍々しい存在であるのに

対し、属性反転されたSpirytusは暗黒神ですらへたすりゃ伏滅されかねないほどの聖なる力を内に秘めた存在となった。

当然、常人に使いこなせるわけもなく、(下手な下心をもった者だと祓われて存在が消失しかねない)評議会有数の聖力・理力を持つ、ルシアナ

さえも近寄ることすら許されなかった。内に聖魔の理の外にある、始原なるもの、”知られざる者”の力を秘め、完全にこれを行使できる神威

秀真のみが使うことが可能。Spirytusが完成したとき、かの邪剣は霊剣が完成した時以上の恐怖を覚えたと伝えられる。

Diaboloとの最終決戦において、Mediationとともにこれを撃破。

 

Harmageddon:別名、白の神剣。セントチャイルド一族に伝わる十聖剣が一堂に会した際に現出すると言われる剣。当然、これを持つ者は

セントチャイルドの当主であることを示す・・・筈だったが、十聖剣が一堂に会す機会があっても、ルシアナの前に現出することはなかった。

代わって、神威秀真がDiabolos、Santanocus他八種の聖魔剣を用いて勧請し、ようやく現出した。これは、神剣が主を替えた証であった。

が、ルシアナは自ら資格がなかったのだろうと割り切っている。大剣でかつ刀身に左右対称に鎌の様な刃と斧のような刃がついている。

おおよそ斬るための剣ではなく、魔族の魔性を祓う清めの剣、贖いの神剣を目的として作られた剣である。

その一方で神威秀真が行使すると、(剣に技を載せて放つ(例:雷電系の法術、火炎系の法術等)退魔の剣として、また空間を切り裂く

など異能の剣としての側面を見せることがある(というより、本来の使い方がそうなのであるが。)主の峻別が厳しく、代々のセントチャイルド家

の当主の前に姿を現しても自らを行使させることは決してなかった。ただ唯一、神威秀真を主として認めており、彼が神剣がこの世に生を受けて

初めての使い手となった。

 

Genocide:別名、黒の魔剣。白の神剣同様、十聖剣が一堂に会した際に現出する剣だったが、白の聖剣同様の経緯で現在は神威秀真の元にある。

みためは武骨ででっかい鉄板の塊のような大剣。クレイモアとよばれる類の剣らしい。中世時代にセントチャイルド家からさる剣士の手にわたり、

様々な悪鬼、魑魅魍魎の類を叩き斬ってきた破邪の剣として用いられてきたらしい。さる剣士がある上級魔族と一騎打ちの末に亡くなってからは

彼を記念する事物として彼が身にまとっていた甲冑とともに至聖所に祀られてきたが、ルシアナ誕生とともに消失。神威秀真の勧請により白の聖剣

とともに姿を現した。白の神剣と双極の関係にあり、白の神剣が贖いの剣であるとするならば、黒の魔剣は絶滅、総滅、殺戮の剣である。

また、某魔剣ダイレクの如く、敵の生体エネルギーを喰らう性質があり、神威秀真が用いる場合には専らこの性質を利用される。

彼の手にかかると、魔軍の百個師団がエネルギーを吸い取られ、一瞬のうちに総滅されてしまうほどの威力を発揮する。

また、総力全開状態になった場合、魔界そのものが滅亡の危機に瀕するとも言われている。

 

廿肆之剣(にじゅうよんのつるぎ)

評議会が秘蔵している二十四振りの神剣。いつ作られたかははっきりしないほど古いらしい。一部セントチャイルド十姫がもつ「十剣」と名称が重なるものが

あるが、実はこれがいわゆる「真打」と呼ばれるもので、十姫が持つ「十剣」は「影打(いわゆる試作品)」である。神威秀真が白の神剣・黒の魔剣を召喚する

際に、十剣の代わりに用いた。白の神剣同様主を選ぶ剣とされ、今のところ神威秀真・ルシアナ以外には使いこなす者がいない。

詳しくは別表を参照。

 

怨霊の鎧:神威秀真が纏う鎧。黒の魔剣とともにセントチャイルド家の、さる剣士を顕彰する至聖所に祀られていた。

       凄まじい呪物のアイテムで、常人がこれをまとうと怨霊の呪いに取り込まれてしまい敵味方の別なく斬り付ける

       狂戦士(バーサーカー)になってしまうと伝えられる。実は「失われし聖櫃」の中に閉じ込められていた「神を信じる

       ものは必ず目を閉じなければならないもの=怨霊」が宿る鎧であり、聖遺物である。(一説には神が宿る、

       とされている)よって、使うものによって聖なる鎧にもなるし、邪悪な鎧もなるという困った代物。

       通常は黒い鎧だが、その「秘めた力」が解放されると眩いばかりの白い輝きを放つ。

       この白い輝きの前にはどのような上級魔族であっても「神の呪い」によって瞬殺される。

       神威秀真がまだその力に目覚めていなかったころ、この鎧を身に纏い、一時狂戦士化したとされる。