・セントチャイルド一族:ルシアナを当主とする、退魔ギルドの一族。とはいえ、退魔ギルドだけでは飯の食い上げなので

              表向きは大企業を経営している新興財閥の一族でもある。妖精国アヴァロンに行ってしまったア

              ーサー王の子孫とも言われ、ルシアナはちゃっかりペンドラゴンの姓(アーサー王の姓)を名乗って

              いたりする。アーサー王の帰還まで現世を守るという宿命を負う他、人類に仇なすモノ共と退治

              する定めを負う。また、代々が女当主で、その下に「十姫」という陪臣を持つ女系家族であり、

              魔を滅ぼす「十剣」の伝承者でもある。 後述の評議会を統括する一族でもある。

                            評議会の闇の歴史にもかなり関わっている一族であるらしく、したたかさん揃いの一族としても知られる。

 

・アレクシア・アレクサンドラ・セントチャイルド:セントチャイルドの初代当主。ルシアナの遠い御先祖様。実は神威秀真同様「アイン」

 の力を行使できる存在だったが、彼のように力を潜在化できなかったために魔族に執拗に命を狙われ続けた。一生涯「対になる者」を

 待ち続け、33歳にして早逝。その肉体は朽ちることなく(仮死状態)生前のままセントチャイルド家の至聖所に祀られている。

 二代目当主は彼女の妹、ガブリエラが継ぎ血脈を現在にまで残すこととった。アレクシアの魂は実はルシアナへと転生している。

 ルシアナに万が一のことがあった場合、アレクシアの体に受肉して復活を遂げる「仕組み」になっている。

 この場合、ルシアナの完全覚醒が遂げられることとなり(始祖復活)、敵対する魔族にとっては滅亡にも等しい事態が訪れるとされる。

          

・メラノマキア(Melanomachia):評議会から見た魔族との戦いを指す。戦う相手が暗黒神であったことからこう呼ばれる。 

 

・メガカタストロフィア(MegaKatasrophia、大災厄):”ヨルムンガルド(またの名をミドガルズオズム、ミズガルズの大蛇)”と呼ばれる邪悪なる存在、

                               およびその眷属により、齎されるであろう災厄のこと。メラノマキアの一環として発生すべくして

                               発生されるものらしい。ヨムンガルドの依代となっている少年は、評議会がやがて幹部として

                               迎える予定だった人物。神威秀真曰く、「堕天の存在」。現在、評議会が全力を挙げて未然に

                               防ごうとしているが・・・・。

 

・評議会(カウンシル):ルシアナの退魔ギルドが属する退魔ギルドの総元締め。宗教の垣根を越え人類に仇成すものを滅ぼすために結成されて

                               おり、最大派閥となっている。現状、当面の敵は魔族としているが、人類内部でも人類に仇なすものがあれば原則として

              鎮圧するスタンスを取っている。政治・経済には無関与のスタンスをとっているがセントチャイルド一族が宗主を務めている

                               間、少なからずと政治・経済界に隠然たる影響力を持っていたらしい。現在は権力を忌み嫌う現議長により政財界との

                               関係は完全に閉ざされている。代々セントチャイルド宗主が議長を努めてきたが、今から16年ほど前にかつて周の軍師

                               を務めた高名な道士(笑)が議長に就任。その直後、直に辞任し、傍系の子孫に議長職を譲った。セントチャイルド一族

              は猛反発するが、その子孫を気に入ったルシアナが彼を強引に婿養子にすることをさる軍師に要求、これを了解したこ

              とから受諾するにいたる。現議長の名は「神威秀真(かむいほつま)」。

 

・元老院(セネトゥス):評議会の最高意思決定機関。評議会議長を中心に退役した最高幹部や評議会創設メンバーから成る機関。

             現在のメンバーは以下のとおり。

                            ・最高顧問:「姜大公」

                            ・議長:「神威秀真」

              ・議長代行:「アリス・イゾルデ・シュレティンガー・フォン・アズライト」

  ・副議長「ルシアナ・レイラ・エマニュエル・チャタレイ・セントチャイルド」

                            ・参議:「ハルツ・ブロッケン」、 「ウィリアム・ルーファス」、「パラケルスス」、「フルカネルリ」

                  「二郎神君」、「ノーライフキング(別名”D”、またはデューク)」、「カリフ・アブドゥル」

                                       「安倍光麿(青の宰相)」 、「秋月百合花(青の姫)」、「ガブリエラ・エメラルダス・グリュンヒルデ」

                            ・特別枠:「ヘンリー・エミリオ・マクスウェル(青のマギステル)」、「紅月明日香(赤のマギステル)」

 

・青にして赤なる者、異にして同なる者、サファイアとルビー、コランダムズ:

評議会議長(サファイア)、副議長(ルビー)のこと。語源は鋼玉(コランダム)。ルビーとサファイアは同じコランダムであることから。

長らくこの言葉の意味を巡り評議会の中でも様々な解釈がなされてきたが、後述の暗黒神を滅ぼす定めを持つ神威秀真とルシアナ

の出現を予言するものであることが後の時代に判明する。(神威秀真とルシアナの力の源、魂の発するところが同一のものであるため)

 

・姜大公:周の謂水のほとりで、周の文王を「釣り上げた」道士。殷周革命と、それと同時並行で起こった仙界の

      某大作戦の遂行者。薪占いと鰯占いが得意らしいが誰も全く相手にしない。

        普段はジジイの姿をしているが、真の姿は仙人界へ弟子入りした20代前半の儘の容貌である。

      仙界の某作戦を遂行後、世間に関わるのがめんどくさくなって後始末を仲間達にさせ、自分は正に道教

      の教えの通り、何もせずブラブラと気儘に生きてきたらしいが、魔界から暗黒神が侵攻、嘗ての仲間たち

      ですら歯が立たないのを知るや、さすがに見るに見かねて前線復帰する決意を固め、東洋・西洋の別なく名だたる人材を

      世界中から集めて(宥めたり賺したり脅したりして)評議会をこさえた(正確にはこさえさせられた)。凄まじく頭が切れる一方で

     根本的におバカでおっちょこちょい。

            現世に某大作戦の時に降りたときに、山賊に追われてたところを助けた豪族の娘と結婚し、子孫も残している。

          傍流の子孫に後述の「神威秀真」がいる。夭折した嫁さんのことを忘れられずにいるらしい。

     最近、神威秀真が後継者を求めて動いているのを知り自らもその後継者を支える幹部候補生を勧誘すべく暗躍(笑)している。

 

・神威氏:評議会創設メンバーの中で核となった創設者の一族の子孫。本来ならば評議会をまとめ上げるべき一門だったはずなのだが

            ご先祖がそれ程裕福な家系でなかったことと、祖国日本が鎖国政策をとったこともあり、徳川幕府時代の間に財力でモノを言わせる

           セントチャイルド家にいつの間にかその座を取られてしまったらしい。ちなみに、神威家の当主をセントチャイルド家に迎え入れるのは

            セントチャイルド家の悲願だったりするのでお間抜けなルシアナも結構実はしたたかさんだったりする。(正統性の確保の為)

      評議会という宗教がかった集団の本来の宗主一族だけあって、坊さんや神主さんが多かったりする家系。

            現当主は神威秀真。秋月、鈴宮、坂井、秋山等の分家がある。

 

 

・萬七神社:神威秀真の氏神が祭られている神社。天照大御神を祭ってあるのはお約束として、同時に神威氏の先祖である嘗て大和朝廷

       とあらそったある地方の豪族(カワカミタケル)を主祭神としてまつってある。兎に角政治に近づき加減な某本庁を嫌い、離脱している。

       神主は神威秀真の大叔父にあたる高齢の爺さん。高齢のためかあまりお祭りが出来ないため、分家筋の鈴宮家から巫女さんが派遣

               され、毎日のお祭りを欠かしていない。

 

・神威秀真:評議会の現議長にしてルシアナの「最愛の旦那様」、そして神威家当主(第零位・第壱位)。

       全ての根源存在である「名もなき者、(便宜上アイン)」の力を行使できる数少ない存在。完全に行使できるという点では

       唯一の存在。この世に存在する神通力・超能力というものをすべて行使できるうえ、「知らなくても」世界を構築したり、

       因果律に干渉できたり、世界の理を変えたり、その気になれば世界を滅ぼすことができるなど、神の領域に触れる

       力を行使できるが、本人は「めんどくさい」と全くその気がないので一度たりとも行使されたことはない。

       ルシアナとは幼馴染だったが、14歳の時に姜大公の計略によりルシアナと結ばれる。何かと迫ってくるルシアナを

       避けている様にも見えるが、それは唯の振り。実際は自分に凄まじいまでの愛情を寄せるルシアナを心から愛して

       おり、彼女に危害を加える輩は容赦しない。凄まじい力を持つ一方で、運悪くも姜大公のおバカさをもろに遺伝として

       受け継いでいるため、評議会の長としては多少頼りないところがみられる。そのためか、早く優秀な後継者を得ようと

       若い人材の育成に余念がなく、ある魔術師のタマゴを自分の後継者に指名。この後継者の教育と、降りかかる

       火の粉を払う日々を過ごす。評議会の長としてはルシアナを補佐役とし、数々の魔法がらみの事件などに積極的に

       干渉。宿敵暗黒神にたいしては特命師団を立ち上げ、決戦に臨んでいる。

                         

.・ルシアナ・エマニュエル・セントチャイルド(・ペンドラゴン);セントチャイルド家の現当主。神威秀真の細君でもあり、当HPの物語の

 ヒロイン。神威秀真と結ばれる定めにあって、彼女が15歳の時に姜大公の計略に引っ掛かった神威秀真と結ばれる。姉さん女房

 であり、何となく抜作傾向にある旦那のたずなをしっかりと引いて補佐している出来た女性。見た目は天然だが実際そうである。

神威秀真程ではないが「アイン」の 力を行使できる・・・といっても神威秀真がアインの力を行使するレベルを1として比べた場合、

ルシアナは0.95であり、ほぼ神威秀真と同等の力を有しているといってよい。彼女の魂もまた神威秀真同様、「アイン」に起因している。

 当HPでふれたとおり爆乳美人であり、言い寄る男は数知れず。それどころか種を越えて生物のオスを誘惑する何かかあるらしく馬

 や犬等に迫られたりすることもしばしば。浮気症ではあるが、いわゆる「セフレ」と割り切っているらしい(プリンチベなどの例外もあるが)。

実際には旦那ラブであり、神威秀真に近づく女性には途轍もなく容赦がない。その上、彼に迫って肌を重ねようとする女性を退ける

為、厚さ数ミクロン単位の非常に高度な多重立体結界を毎晩の褥の中で彼の肌の上に十数年かけて無意識のうちに構築するといった

凄まじい念の入れ様で、さらに、天文学的にもあり得ない事なのだが、神威秀真が浮気をしたら彼を殺して自分も死ぬ、と本気で考

えている程の惚れっぷり。一部のごく例外を除けば、女性にもてるなど天文学的にあり得ない神威秀真にしてみれば、まさに稀有な

存在だとか。

  

・神威神奈月:神威秀真の実姉。本来神奈月が男として生まれてくれば「秀真」の名を得て、評議会の議長を務める運命にあった。

        実弟秀真程ではないが「アイン」の力を行使できる模様。

       (実弟秀真を1とした場合神奈月は0.5)それ故、「アーキタイプオブブルー」と呼ばれる。

 

・神威次左衛門秀正:江戸時代末期にいた、神威秀真の直系の先祖。某藩の郷士の取りまとめ役をしていたらしい。とある事件の際に、ルシアナ

の先祖であるマルガリータ・セントチャイルドにあっている。とある事件、というのは当主であった妹フランソアがとある仙人に籠絡され、日本の

ある洞窟 に拉致されたのをマルガリータが追ってきて、当時鎖国だった日本に乗り込もうとして地元の藩士と小競り合いを起こした事件のこと

である。 その地元の藩士のまとめ役が秀正だった。マルガリータの船に同乗していた姜大公に、事情を説明された秀正は藩主には内密に郷士

を率いて フランソア捜索を開始。彼女を救出した。フランソアを籠絡した仙人は姜大公に封印された。この後、評議会の宗家を一つにまとめる

ため、 神威家とセントチャイルド家の次代の当主を添い合わせる約定がマルガリータと英正の間で取り交わされた。これはルシアナが神威秀真

との結婚を姜大公に要求する際の論拠として使われることに。 

 

・大山神右衛門十七(そうしち):明治初期に存在した、神威秀真の先祖。字は「神右」。実は先述の神威秀正の息子だったが、親戚筋の

 大山氏に跡目が無かった為に婿養子に貰われた。剣術の名人で、実父秀正から地元の郷士団の纏め役と神威家当主(大山家当主を

 兼ねる)を引き継ぎ明治初期の混乱の最中、各戦役にて活躍。生涯で連勝連戦を誇ったが、ただ一度だけ緋村某と名乗る剣士だけ

 には敗北。その後、彼と交友の誼を結ぶ。地元では地主(庄屋)を務めており、わりと裕福だったことから、東京に住まう彼の元に度々

 地場産の焼酎を持参して遊びに行っていたらしい。明治時代に入ってからも政府の依頼で剣を振い続ける一方で、体を蝕む彼の身上

 を案じ、陰で色々と支援。彼が亡くなった時は、名跡を残すため奔走したと言われる。地元郷士団を率いて各戦役に参加する一方、

 神威家の当主として退魔の業を振るい、戦乱の世に乗じて日本を乗っ取らんとする妖魔を撃退した。のち、大山氏先代当主に庶子

 (私生児)がいたことが判明し、十七はその子に大山の名跡を継がせ、神威姓に復姓。彼の息子廿(はたち)からは再び神威姓を

 名乗ることになる。

 

・精霊ケイオス:神威秀真お付きの精霊。神威秀真が幼少時代、ハルツ・ブロッケンに戯れに精霊を召喚してみろ、

                     と唆された際に召喚された、最上級クラスの精霊である。すべての属性から解放された精霊であり

                      半ば、冗談で召喚されたに関わらず、同じくすべての属性から解放されている「存在」神威秀真に

                      親近感を覚え、頼まれるでもなく、彼をマスターとして逆指名。半ば強引に自らの褥に拉致して「契約」をする。

          ハルツ・ブロッケン曰く、「あの子、ひんむかれて何をこうされたり、アレでソレをナニされたり、まあ口では

         言えない事をあれこれあれこれされたようだね。

          長い髪が良く似合う美人さん。神威秀真のアニマ(理想の女性像)形成に多大な影響を及ぼした。

 

・使い魔ミカエラ:神威秀真の使い魔。精霊ケイオスを召喚した際に、魔界から同時に召喚された上級魔族。

                       元々抗争に明け暮れる魔界がいやになり、神威秀真の召喚を機会と捕えてやってきた。

サキュバスであるらしく、おそろしく淫乱。薄桃色の髪の毛に、青い瞳が特徴。

魔界に、分かたれたもう二人の「自分」がいるらしい。         

 

・秋月百合花:神威氏の分家である秋月氏の当主。ルシアナがちょっかいを出さなければ神威秀真の嫁さんになる予定だった。

                   青をシンボルカラーとする神威秀真の許嫁であったことから「青の姫」とも呼ばれる。かつての婚約者がルシアナと

                   籍をいれた今でも両者の結婚を認めていない。ちなみに年齢は20歳。神威秀真は27歳なので7歳違いの「お兄様」。

                   神威秀真からは親戚のチビ、としか見られていないのが現状。

 

・鈴宮桜花:神威家の分家である鈴宮家の次期当主。花もカウパーどっくどく(何のことだ)の長い髪がよく似合う爆乳女子高生。

       学校では委員長をしているらしい。いわゆるツンデレを地で行く、ツンデレ萌ゑのオ○クにとっては理想のアニマ。

       高齢で祭りができなくなった萬七神社の神主代行として、鈴宮家から派遣されてきた。近くに身寄りがないので

       神威秀真の実家で預かることに。ちっさい頃に神威秀真に魔族の襲撃から守って貰ったことがあるらしく、彼の事を

       憧憬の念を以て見ているらしい。が、神威秀真は全くのガキとしてしか見ていないため、想いが報われる事はない

       と思われる。部屋は神威秀真の隣で、時々「寝ぼけて」彼の布団にもぐりこむことも。(ビキニ姿や素っ裸で潜り込んで来るところを

       見ると意図的でしかないと思われる。言い訳は、「ね、寝ぼけてただけなんだからね!!勘違いしないでよね!!」

       当然、細君ルシアナの手前、部屋の外につまみ出され、神威秀真から「清い男女交際」についての説教を30分食らわされてしまう。)

       恋に恋するお年頃の16歳。 酒乱がひどく、酔っぱらうと所構わず脱ぎだす「脱ぎ魔」でかつキス魔。

 

・安倍光麿:神威氏に代々仕えて「きた」陰陽師の一族の当主。所謂「清明」の分家筋にあたる。現議長就任にあたり、旧主家当主

                に仕えるべく評議会にやってくる。神威秀真の配下であることから「青の宰相」と呼ばれる。分家筋にあたりながらも

                その力は太祖「清明」を凌駕する。使役する使い魔に「葛葉(くずのは)」「揚羽(あげは)」等の人ならざる妖精がある。

 

・葛葉:安倍光麿が使役する狐の使い魔(式神)。安倍一族に古くから使える使い魔で、神威家の生き字引。姿かたちは平安時代の

    十二単をまとった妙齢の女性。戦闘形態になると巫女さんルックに変わる。

 

・揚羽:安部光麿が使役する蝶の使い魔。光麿が6歳の時に初めて契約した使い魔である。姿かたちは巫女さんルック。鈴宮桜花とともに

     萬七神社の祭祀を司っている。体型はつるぺたはにゃん。

 

・太祖大聖之姫:神威秀真が自分の力で発生させた式神。某シューティングゲームの爆乳巫女さんをイメージしてしまったらしく、

          豪放磊落、かつ情にもろい、爆乳巫女さんの姿で型紙から発生した。主の影響下にあり、戦闘能力も式神の

          中では最強クラス。当初の召喚時にルシアナに見つかってしまい、浮気と勘ぐられた神威秀真は散々な目に遭わされた。

          神威秀真の式である以上、彼の持つ理力が生命の源である。・・・本当の召喚の代償は「御伽・夜の褥(いわゆる彼の

          寝床でたっぷりと愛玩してもらうこと)」であるが、細君ルシアナがいる手前そんなことはできない・・・できるはずもないので、

          常にそばに侍らせることで我慢してもらっているらしい。どうしてもだめな場合は「するふり」で押さえてもらっている。

          (体から10cm程度手を離して「前儀」をするふりなど)おかげで神威秀真の「スキル」が向上し、かえってルシアナを燃え

         上がらせるという要らぬ副産物が発生している。

 

・アズライトファミリー:神威氏と先祖を一する一族。現当主はアリス・イゾルデ・シュレティンガーフォン・アズライト。

アリス・イゾルデ・シュレティンガーフォン・アズライト:別名、エンプレス・オブ・ブルー(青の女皇帝)。自分の将来的な後継者として

姜大公が招いた軍略の天才。姜大公のもとで英才教育を受け、某国の士官学校を首席で卒業。「人間界の醜い争いに興味はない」

と、某国のたっての要請を蹴って評議会に入る。軍略バカにみえるが、実際は何でもそつなくこなす才媛。非の打ちどころのないレディ。

神威秀真よりは3歳年上のお姉さん。彼を弟の様に可愛がり、かつ彼が思春期を迎えるに至るとそれ以上の関係を持とうと迫りまくった。

彼女の口ぶりからすれば事に及んでいるらしいが真実は闇の中。逆に彼からは実姉以上に慕われている。ルシアナに対しては

あまりいい感情を抱いていない模様。

 

・ラピスラズリファミリー:神威氏とは先祖を一する一族。現当主はサファイア・ウルトラマリン・ラピスラズリ。

サファイア・ウルトラマリン・ラピスラズリ:別名、プリンセス・オブ・ブルー(青の姫)。別称の通り、神威秀真の嫁さん候補の一人であった。

もう一人の青の姫、秋月百合花とは対照的に神威秀真からは妹同然に遇される。というのも、お互いが兄妹同然の接し方をしてきている

ため。なのに、ルシアナからは冷ややかな目で見られる可哀そうな子。

 

・(プリンセス・)コーラル・ララ・カイゼルブルグ:評議会の有力者で、セントチャイルド家の分家であるカイゼルブルク家の令嬢。

 ルシアナに容姿が良く似ている。アホ毛が似合う、16歳。愛称「ララ」、別称「プリンセス・スピネル、

プリンセス・スカーレット」。ルシアナの妹分見たいな存在である。ルシアナの家系だけあって、やはりおっぱいさん。

どうしたことか、五光石を使うことが出来る。セントチャイルド一門の中では、第三席の姫。

 

・エミリア・ネレイド・シュレーダー:ルシアナの従姉妹で、同い年。金髪碧眼の爆乳美人。ルシアナに次いでセントチャイルド一門の

                                            第二席の姫であり、彼女に万一のことがあったときには当主の代行を務める。ルシアナとはあまり

                    仲が良くなく、顔を合わすたびに言い争いをしているらしい。別名、「プリンセス・クリムゾン」。

 

・ラクス・ロズウェル:セントチャイルド一門、第四席の姫。別名、「プリンセス・ヴァーミリオン」。19歳の現役女子大生。

神威秀真に秘めた恋心を持ち続けているため、姉同然に接するルシアナへ

の思いとの間で苦悩してしまう。そこを、魔族に付け入られてしまい、やがて

評議会の予言にある「裏切りの壱参師団」事件を起こしてしまう。大概、神威

秀真に好意を寄せる女性に対しては冷淡に扱うルシアナも、流石に彼女には

同情を寄せた。

 

・紅花綾瀬:神威秀真をお迎えに来たあの世からの使者。実は霊界にある「寿命録」の氏名を間違えてやって来たドジっ子なおにゃのこ。

       何故か神威秀真を気に入ってしまい、そのまま現世に居ついてしまう。霊界にあっては特命師団の長を拝命しているらしい。

       赤い和服をいつも着ている。爆乳なのでいつも懐は開いたままで胸の谷間をさらしている。神威秀真が寿命を迎えた暁には

       霊界に彼の魂を導く予定である。

 

椿花繚乱:紅花綾瀬のもつ刀。三段階の形態を持ち、最終形態で凄まじい力を発揮する。ちなみに最終形態をマスターしたのは

       綾瀬ほか数名。大概は第一段階か、第二段階どまりだという。

 

・ドロレス・リリウム・サンタクス:人類を超えた、超常の力を持つ「次世代の人類の母」となる宿命を「持っていた」少女。だが、神威秀真に

いわせれば「ホモサピが少し進化しただけのことで、種としては全くホモサピのそれと変わることがない。」とのこと。

超人部隊をこさえんとする某超大国と日本政府の一部の頭がいかれた連中に追いかけまわされていた所を評議会に匿われた。

(無論頭のいかれた連中が評議会によるタレこみで警察の御厄介になったのはいうまでもない。)

保護された際には二重人格で、殺人すら厭わない残酷な裏人格を有していたが、後述のウィリアム・ルーファスによる心理治療によって

人格の統合が図られた。過去に自らの力の暴走により、大切な友人を誤って結果的に殺してしまい、深いトラウマを抱えていた。

現在は自らの力を制御すべく、第零師団に入団し、ルシアナの下で目下修行中。

               

・青のマギステル:神威秀真がその実力を見出した魔術師の卵の少年。「青のマギステル」は評議会内部でのコードネーム。神威秀真

                        の後継者として期待されている。聖と魔の和合を成すものと言われている。通称「マギ、マギの坊主、マギ坊主、青坊主、

           ウィズ」。本名、ダニエル・マギクス・マギ・バルタザール。バスチアンとかいう名の親戚がいるらしい。

                        青、と呼ばれるのは青を自らのシンボルカラーとする神威秀真の後継者であるため。そのためか元老院メンバーからは

                        「リトル・ウィザード・グランデ(LWG)(小さくも偉大な魔法使い、神威秀真が専らこう呼ぶ)」とか「青の皇子」という敬称で

                        呼ばれたりすることも。性格は少し内向的でおとなしめだが、芯が強く、いざという時の度胸と冷徹な判断は大人が

                        舌を巻くほど。魔術に関しては天賦の才を持つがゆえに、彼を脅威に感じる魔術士達や悪魔・妖怪の陰謀に幼少のころ

                        から巻き込まれてきた。父親も評議会内部で重きをなした魔術師(ウィザード・グランデ、通称「グランデ」)であったが、

                        魔界神の配下と戦っている最中に行方不明と なり、今も生死不明。現在は神威秀真の庇護下にあり、彼に危害を成す者

                        は例外なく神威秀真の手により 叩き潰される。現在のところ、SeeleGryunが将来的に自らの主候補として認めている一人。

           最近、父グランデの如く少しずつではあるが大がかりな魔術を使えるようになり、大魔術師としての風格と片鱗を見せ始め

           ている。

           他方で、最近は黒魔術を体得。これについては姜大公、後述のハルツブロッケンに懸念を抱かせ、神威秀真の悩みの種

           となっている。それは、魔法について天賦の才を持っているとはいえ、精神的にはまだまだ青二才であるがため、下手すれば

           某宇宙戦争の暗黒卿の様になってしまうため。ましてや黒魔術は白魔術と比して容易に体得可能で、かつ力を開放しやすい

           傾向にあることから力に頼りやすく、かつそれに陶酔し易くなる―譬えれば麻薬みたいな悪影響があり、仕舞いには自制が

           きかなくなる恐れがある。最初は自制していた青のマギステルであったが、徐々に黒魔術に力を頼る傾向が表れ始めた

           ことから、最近は神威秀真による厳しい矯正カリキュラムを受けさせられている。

          

・赤のマギステル:ルシアナが自らの後継者と定めた魔法使いの少女。将来的には「青のマギステル」の嫁さんになる予定。通称「赤マギ」。

                        神威秀真曰く、「いずれはリトル・ウィザード・グランデも赤マギに関して私とルシアナの如き宿命を辿るであろう」とのこと。

                        (つまり、赤マギがいずれはマギを食ってしまい、既成事実をこさえて結婚してしまうこと)本名、明星明日香。

                        赤、と呼ばれるのは赤を自らのシンボルカラーとするルシアナの後継者であるため。元老院内部の呼び名は「赤の姫、

                        赤の皇女」、または「はねっかえり、じゃじゃ馬」。むしろ後者で呼ばれることが多い。

                        「マギ」と比較して性格は天真爛漫で強気な少女。格闘技の天才で、空手・柔道・合気道の有段者である。

           評議会最強とされるルシアナ・神威秀真の馬鹿ップルに幾度となく果し合いを申し込む。ルシアナは冗談半分で

           つきあっているが、神威秀真は全く相手にしていない。彼曰く、「時間の無駄、昼寝の邪魔をするな」。       

                        おぱいは年相応の大きさで、やや標準。ルシアナみたく爆乳になり たいらしく、神威秀真にその秘密を

                        (ひそかに毎晩揉んでますね?等)聞こうとしてはこっぴどく怒られ、ルシアナには軽くあしらわれる。

                        「マギ」のことをいぢめたり、からかって遊んでいるが、実は「マギ」のことが好き。現在のところ、友達以上恋人未満と

                        いう微妙な関係にある。   

 

・桃耳姑娘:仙人界で久々に登場した、妖怪仙人。数千年の時を経て空狐となった、神の領域に達した究極の妖狐。というかすでに狐ではない

       神仙。・・・だがその割にはやたらと人間臭い。妲己の復活に備えて仙人界で密かに育てられてきた。基本的に天然。

       ルシアナと神威秀真に修業をつけたこともあるらしい。それが縁で第零師団に居ついてしまう。理由は神威秀真が気に入ったから

       らしい。ルシアナにとっては、ある種目の上のたんこぶ。暇を見つけては東京に居つくある妖狐のところへ遊びに行っているらしい。

 

・パラケルスス:その筋では誰知らないものがない歴史上最大の錬金術師にして医者。魔族と契約してきたわけではないのが、当時とち

          グルっていたバチカンの姦計にはまり異端裁判で処刑されかかる。その才能を惜しむントチャイルド家の嘆願により、

                      特別な計らいを受け、表向き処刑されたことにされてセントチャイルド家に預かりの身となる。その後姜大公の要請を受け、

          評議会に入会。魔法がらみの数々の陰謀を阻止してきた。その功により教皇庁から特赦を受け、晴れて異端の嫌疑から

     解放される(どっかの13課の狂った神父殿からはターゲットにされているようだが)。錬金術の行く末を見たい、と賢者の

  石から精製した長生の秘薬を服用し、生きながらえている。のんびりした性格 で好好爺。ときどき「蛇殿」と呼んでいた嘗て

  の上司に怒鳴られる悪夢を見てはうなされることがあるらしい。

 

・フルカネルリ:パラケルススと並び称される高名な錬金術師にして魔法使い。錬金術で行くところまで行ってしまい、錬金術を極めたものの

                    行き着く先の究極形態「セクサイド」になった「オカマさん」。・・・といっても体自体はナニがアレしているだけで女性化している。

                    外見は明らかに女性なのだが、(声はカウンターテノール)元が男だけにカマ嫌いの神威秀真や姜大公からは際物扱いされて

         いる。 評議会の一部の若い女の子から大人気である。パラケルススの知己ということで評議会に入ったが、昔の姿しか記憶

                    になかったパラケルススにとっては精神的ダメージが強烈だったようで、友との久々の再会でパラケルススは「蛇殿よりこの世に

                    恐ろしいものが存在していたのか!!」と絶句し、昏倒して3日間悪夢にうなされつつ寝込んでしまった。実力はパラケルススと

         双璧を 成す程のもの。後述のハルツ・ブロッケンに師事、魔道を志していた。・・・錬金術でいくとことまで行ってしまったのは

         ハルツ・ブロッケンのせいではないかとも言われている。              

 

・ウィリアム・ルーファス:世界に数名しかいない高名な錬金術師の一人。ウィリアム・ルーファスとは仮の名前であり、本名は神威秀真すら

               知らない。本人は錬金術師と呼ばれるのを嫌がり、「ウィザード」と呼ばれるのを好む。好事家(ディレッタント)で

               世界のあちらこちらで起こる魔法絡みの事件にしょっちゅう顔を突っ込んでいるらしい暇人。本人曰く、「無聊の慰み

(ひまつぶし)」。よく気のきいた奥さん兼助手がいる。

 

・ミセス・ルーファス:ウィリアム・ルーファスの奥さん兼助手。化学・錬金術に造詣が深い。旦那のウィリアムが戦闘能力が低いのに対し、

                                         特殊な格闘技をマスターしており、その実力は評議会内部でも指折り数える程のもの。

                                          困った旦那さんに気を揉みながらも、しっかりサポートする出来た人。ちなみに、ウィリアムは彼女がいないと

                                         身の回りのことが何もできない。

 

・ハルツ・ブロッケン:本名、アメリア・ソフィーリア・カルミラ・カルンシュタイン。かの吸血鬼カーミラの縁の者と思われる。

               世界中に居る魔女の中でも最高位に近い存在。不老長生の術で永遠の若さかつグンバツのグラマラスな

                            プロポーションを保っているが、年齢はかなりイッている。黒魔術・白魔術・精霊魔術のすべてに通じる化け物ババア。

                            彼女にしてみれば、ルーファスですら「ひよっこ」。横浜で「ブロッケン商会」という会社を起こし、貿易商(何やら妖しげな

             骨董品を取り扱っている)を営みながら生活している。ルシアナと神威秀真の魔術の師。根本原理の力を行使する

             神威秀真を幼少時代に研究対象として弄りまくっているうちに本人いわく「あんまり若かくて青いオネンネなものだから、

             つい御無沙汰だったし思わず手取り足取り色々教えてやった」らしく、ルシアナに蛇蝎の如く嫌われている。いまでも

             神威秀真のところへは「夜の褥へのお誘い」なる招待状が届くらしい。魔道を「西洋の左道」と呼んでいる姜大公とは

             あまり仲が良くない。いわゆるショタコンの気があるらしく、おまけにレズっ気もあるらしい。 神威秀真を「坊や」と呼んで

             いる。

 

・ガブリエラ・エメラルダス・グリュンヒルデ:別名、緑の魔女。世界中にいる魔女の中で最高位にありクィーン・オブ・ウィッチとも呼ばれる。

ハルツ・ブロッケン以上に全ての魔術に通じるが、専ら黒魔術に傾倒しやすいハルツ・ブロッケンとは対照的に精霊魔術・白魔術を行使する。

ハルツ・ブロッケンにいろいろ弄られた神威秀真を「直した」。すべての使い魔は彼女に対し畏怖の念を持ち、彼女に従うと言われるほどの

魔法使い。外見は高齢のおばあさんだが真の姿は長い緑色の髪の毛がよく似合う、清楚な美女。姜大公に好意を抱いた時期もあったらしい。

 

”レディ”:評議会始め退魔の業につくものならば、その名を知らぬものがいないとまで言われる高位の「魔女」にして評議会非常勤特別顧問。

     正確には退魔士だが魔術にかなり精通しているので「魔女」扱いされることもしばしば。評議会では彼女の姿を垣間見るだけでも僥倖の

     極みとされ、非常に尊敬されている存在。

     ハルツ・ブロッケン、ガブリエラ・グリュンヒルデ同様、外見は若い美女だが年はかなりイッている模様。ただし年齢の話は

     タブーとされ、迂闊に年齢の話をした者は五体満足で帰ったためしがないと専らの噂である。なかなか弟子を取らないとされるが、

     唯一例外があり、「能力があり、私の眼鏡にかなった子なら大歓迎」とのこと。その昔、退魔中に偶然自分の姿を「見た」(仕事中に

     は業を一般人に見せないように心掛けているため)美少年を「条件に合致した」として半ば強制的に「お持ち帰り」。そのまま「食べちゃ

     った」とのこと。その青年曰く、「時々夢に見てしまう、ちょっとした悪夢」。着痩せするタイプで、見た目は華奢でスレンダーだが、

     脱ぐと「凄い」(ボインボインのグラマラス)との噂。

      

・ワラキア公(ノーライフキングとも、伯爵とも、”D”とも呼ばれる):かつては串刺し公ヴラドとか呼ばれていた吸血鬼の究極の真祖。

                                            色んな紆余曲折の末に評議会に入ることになった。 元々ツェペシ家とカルンシュタイン家は

                    同盟関係にあり、彼がワラキア公になるにあたっては色々と助力してもらったらしく、評議会に

                    入ったのもハルツ・ブロッケンのとりなしによる。人間時代はやり方に問題があったものの祖国を守った英雄と

   して 現在でも祖国ブ○ガリアでは尊敬されているようである。少なくとも彼の地元では英雄である。

                                            吸血鬼で魔族であるのだが、元人間であったことにかなり固執しているので魔族が大嫌い。

                吸血衝動を完全にコントロールできる。真祖としてのプライドが高く、魔王に身を堕した真祖がなにより大嫌い。

   吸血鬼が禁忌とするニンニクも太陽の光も「単に苦手なだけ」である。その戦闘能力は評議会の中でも1,2を

 争うもので、戦う相手は想像の域を超えたその戦闘の様相に誰しも恐怖し畏怖する・・・が、今のところ平和な

 日々が続き、彼がその暴威を振るう機会は、それ程ないらしく、日ごろは棺桶の中でグーグーに寝たっ

 きりという優雅で暢気な生活を送っている。起こされると非常に機嫌が悪いので、ひどい目にあわされる。

                                   強さの中に優しさを秘めた男の中の男だが、口の悪さも評議会で1,2を争うレベルで周囲に誤解を

                                          招くことも。平常の食生活は評議会に入っている以上、処女を襲って血液戴きますというわけにもいかず、

                                            輸血用血液。しかし、最近は献血が少ないのでトマトジュースが欠かせなくなり、本人も至って

                                     それが健康的であると気にいってしまった模様だが、それでは 魔力が落ちると心配した評議会

                    の面々がこさえた吸血鬼用魔力維持用途人工血液を支給されることも(ホムンクルスを作る際に得られる

                    人工血液。)特殊能力として「どこにでもいるし、どこもいない」能力「10(とお)数を数えて雨を降らす」能力

                    がある。後者の能力はあまり役に立たなそうだが、侮るなかれ、ワラキア公時代にはこの能力を活かし、

                    大干ばつの年で凶作に苦しむ領民のために雨を降らし、大変感謝されたという。

                    某真祖の姫(以下略)が起こした大量真祖虐殺事件の災禍を(棺桶の中にいたため)奇跡的に免れている。

 

・ミーナ・ガーネット・ウィルヘルム:ワラキア公が評議会に入った際に、おまけとしてくっついて来た配下。配下と入ってもワラキア公の血を

受けたらしく、真祖となっている。この世界においてご多分にもれず、そこそこの爆乳。数百年くっついてきており、ワラキア公が嘗て高名な

ヴァンパイアハンターに狩られた際にも懇願して彼と同じ棺に入れてもらっている。(どうやって復活したのかはいまだ謎らしいが、姜大公

が係わっているらしい)基本的にドジっ子であり、そのせいか「半端者が」とワラキア公に怒られることもしょっちゅう。芯は強いらしいが、

非常事態になるとパニくってしまう。

 

ルイスハンニバル・フォン・シュバルツ:元吸血鬼(死徒)。相当なイケメンで評議会の若い婦女子に大人気

                                                     嘗て妻子を吸血鬼によって殺され、悲嘆に暮れて居たところをその

             吸血鬼に襲われ吸血鬼化。以後、その吸血鬼とともに長き時を生きる。

             しかし、家族同然に大切にしていたドラキュリーナを吸血鬼の配下に殺され

      袂を分かつ。その後は吸血鬼ハンターとなりやがてカウンシルへ入会、

             かつてのマスターたる吸血鬼と縁を切るべく、評議会内部で研究されていた

             吸血鬼から元の人間に還る秘術の実験に自ら志願。見事生還を果たすが、

      試験段階だったことから不死性を完全に取り去ることができていない。

             その実験の副産物として、吸血鬼に噛まれても二度と吸血鬼化しない「抗体」

             を有することとなった(ワラキア公に仮に噛まれても吸血鬼化しない)。

      彼の「抗体」により、噛まれてから17時間以内であれば吸血鬼化を食い止める

      ことができる。(それ以上になるとカウンシルにより新規に開発された法術が必要)

      いまは上級魔族となった、嘗てマスターだった吸血鬼を滅ぼすためにその手下と

      戦っている。悲惨な半生を送ってきたことから、命の大切さを誰よりもしる心やさしい男。

      自ら団体を立ち上げて、表向き麻薬セラピストとして活躍するほか、吸血鬼に誘惑

      される若者を救済する活動もしている。  

 

・某真祖の姫:バチカンや評議会と取引をして人間に仇なす同族を始末することで生きながらえてきたらしい、吸血鬼の王族の姫。

         凄まじい戦闘能力を有し、生半可なハンターでは返り討ちにされるだけである。同族に「裏切りもの」呼ばわりされているが、

         ブチ切れた彼女の様は吸血鬼の中では半ば伝説として恐れられ語り継がれていることから、誰も手を出せない。

         某バチカン13課の神父さんも「ゲァハハハハハァ」と闘いを挑んだようだが、うまく煙にまかれてしまったらしい。

         数百年前まではそこそこの勢力を持っていた吸血鬼一族が急激に衰退した要因の大量真祖殺戮事件

        は余りにも有名。兎角五月蠅い彼女の周囲を黙らせるため、姜太公によって評議会の保護下におかれ、

         非常勤の特別顧問としてオブザーバー入りした模様。幼少の神威秀真と面識がある模様だが、彼女が親しく接しようと

         するのに対し、彼が彼女を極力避けているところをみると、過去にトラウマ的な何らかの因縁があった模様。

 

・若年者再生機構:ルイス・シュバルツが主宰する団体。吸血鬼になってしまった或いは誘惑されかかっている若者を救済する機関。

            表向きはセントチャイルド財閥による麻薬被害者救済機関。

・ジェシカ・フランツ:若年者再生機構の表向きの責任者。麻薬セラピストであると同時に強力な吸血鬼ハンター。神威秀真の姉御的

 存在であるとともに、ルイスを評議会に引き込んだ張本人。大層なおっぱいさんで見事なスイカさんをお持ちである。

 若い評議会団員のアイドル的存在。対吸血鬼対抗特化師団、第陸(六)師団を率いる。

 

・二郎真君:かつて楊ゼンと呼ばれていた過去を持つ仙人。某大作戦の後、姜大公からあとしまつを押し付けられ、残務整理に

       勤しんでいた。かつて人間界が暗黒神による侵略を受けた際に、バラバラで戦って劣勢を極めた各退魔士ギルトを

                まとめることを決意、あらゆる手段を用いて姜大公を見つけ出し、ふんじばって引っ張って来て説得したうえで評議会

                を立ち上げさせた、真の評議会の創立者。(姜大公が見るに見かねて説得に応じたのもあったが) 本来なら最高顧問

                に就くべき人物であり、神威秀真も(姜大公も)懇願したが、「姜大公がまた逃げ出すとダメだから」との理由で参議のまま

                元老院にいる。

 ・第零〜参拾参師団:評議会麾下の師団。最高指揮官は神威秀真だが、実質的には姜大公。最高指揮官は大総帥とよばれる。

師団長会議:各師団の師団長・副師団長からなる組織。元老院の意向を受け、その命に従い行動する。

・第零師団:対暗黒神討伐特命師団。 同時にすべての師団を統括する師団の中の師団。第零師団の師団長は特別に総帥と呼ばれる。

       現総帥は黒山剛志(第三師団師団長と兼務)。しかし、実質的に師団の指揮権は神威秀真とルシアナが握っている。

       アインの力を行使する秀真・ルシアナのバカップルに加え、彼らをベースにアトランティス文明が作り出した戦闘生命体

       「オリジンズ」や彼らに肉薄する戦闘能力を持つアプリコット・アクアマリン等のセントチャイルド十姫など構成メンバーは

       まさに「化け物」揃い。

 

・第壱師団:表向き、全ての師団をまとめる師団と言われ、将来の幹部候補と目されるエリート達が主に配属される。団員の戦闘能力は評議会の

中でも第零師団を除けばトップクラス(というより第零師団が特殊すぎる事情もあるが)。今の師団長は秋月百合花。

・第弐師団:対古代文明超兵器・害悪遺物破壊師団。ルシアナの従姉妹であるエミリア・ネレイド・シュレイダーが師団長を務める。

評議会のなかでも古代文明に長じた者、または古代文明に縁のある者が配属される。主に、古代文明が残した凶悪な

オーパーツの破壊が任務。エミリアもルシアナに負けずとも劣らぬ爆乳さん。

・第参師団:対暗黒真討伐特命師団専従特化師団。神威秀真の腹心ともいわれる黒山剛志が師団長を務める師団。事実上、第零師団の

別働隊。形式上は、第壱師団の麾下にあるが、師団長黒山は神威秀真から評議会の統帥権を委譲されており、(ただし非常大権

は神威秀真が持っている。)また、第零師団の長たる「総帥」を兼任しているため、第壱師団より立場は上。神威秀真の後継者たる

青のマギステルとその将来の伴侶と目される赤のマギステルがここに所属している。

・第肆(四)師団:神道特化師団。評議会に属する神道宗教者(主に退魔士)によって構成されている。安倍光麿が師団長を務める。

       「宗教と政治は別物」、として戦前において神道が政治に利用されてきた過去を嫌う面々が多い。

・第陸(六)師団:対吸血鬼特化師団で某国の某騎士団や某宗教の総本山にある某課や某機関に相当する業務を行う。

   吸血鬼ハンターを生業とするものや、元吸血鬼だった者、実際吸血鬼であっても評議会に与する者が所属している。

   「ジェシカ姐さん」ことジェシカ・フランツが師団長。特別顧問として「ゲァハハハ」と笑うバチカンのすごい神父さん

   同じくすごい修道女のお姉さんズ(三人組)が出向しているらしい。

 

・第壱参師団:評議会の若手が主に属する師団。ラクス・ロズウェルが師団長を務める。評議会内部では、第壱参師団の師団長が神威秀真の

         統治下に於いて反乱を起こすとの予言が伝わっている。神威秀真は気にも留めていないようだが(反乱を起こしても即時鎮圧が

         可能なため)…。

 

・カウンシル生命工学研究所:別述のアトランティス、ムー帝国の残存勢力から没収した人工生命体、あるいは人類による人工生命体を研究する

                  機関。カウンシル内部ではホムンクルスの研究等もされていたが、これらを含めて人工生命を系統立てるため、

                  また彼らが人類と共存する道を模索するために神威秀真の提案によって設立された。その目的は「得てして人工

                  生命を武器として使おうとむ連中による悲劇が繰り返されることのないようにする」ため。

                              所長はエピアル・グランネス。

・エピアル・グランネス:カウンシル生命工学研究所を統括する若き女性の天才科学者。実は神威秀真と過去に戦った経緯を持つ人工生命体。

              某超大国の特務機関にて超人類作成プロジェクトの一環として生み出された。優れた頭脳と容姿を備え、おまけにほぼ

              人類が考え付く全ての超能力を全て使えるというまさに「超人類」。サンプルナンバーで呼ばれていた時の名称は「ゼロ」。

              評議会を疎ましく感じている超大国によって、ルシアナおよび神威秀真を殺すように暗示が掛けられていた。

              狂った特務機関の長官ダグラス・マーサーカーによって人類滅亡計画が発動された際に評議会と交戦。この

              際に神威秀真と戦った。

              彼に敗れ、帰ったところを妹のように可愛がっていた「ナイン」を長官に殺され、自分も長官に殺されかかる。

   そこを、特務機関を灰燼に帰すべく通りかかった神威秀真率いる第零師団に発見され救出され、暗示を解かれる。

   その後、「ナイン」を復活させたルシアナと神威秀真に好意と恩義を感じ、評議会に入会。現在にいたる。

 

・アンネ・グランネス:カウンシル生命工学研究所所長付き秘書。その実体は某超大国によって生み出された人工生命体で、エピアル・グランネ

             スの妹的存在である「ナイン」。外見上は十代後半の少女だが、姉的存在であるエピアルにも負けずとも劣らない頭脳と

             能力の持ち主。エピアルより後に作られ、「ナイン」のコードネームでよばれていた。数々の非人道的な実験を繰り返され、

             第零師団に救出された際は体がボロボロになっていた。挙句、長官マーサーカーによって第零師団に負けてしまった

             エピアルの前で「見せしめ」としてガドリング砲で撃たれて一旦は殺されてしまう。そこを偶然通りかかった神威秀真が目撃

             怒り頂点に達した彼によってマーサーカーは廃人同然にされる。その後、ルシアナと神威秀真による反魂召喚により復活。

             エピアル共々彼らに保護される。その後、ウィリアム・ルーファスによる治療を受け見違えるように回復した。実験による

             辛い記憶を神威秀真によって消去されたらしい。

 

・アイリス・オータムズ:カウンシル人工生命研究所の研究員。その実態は神威秀真によって救われた人工生命体。エピアル・アンネ

             と生まれは同じ。某超大国の特務機関の日本支部にて救出された。数々の超人的な力を身につけているが体が

             弱かったため力を行使すると体にかなりの負担が掛っていた。病室にいたところを特務機関に忍び込んだ神威秀真

             と遭遇。彼女の境遇を憐れんだ彼によって救出された。そのことがきっかけなのか、彼は彼女にとって「私の王子様」

             的な存在と化しているらしく、ルシアナにとっては面白くない存在。